■ ID | 214 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉県における二酸化炭素濃度の推移(2) |
■ 著者 | 武藤洋介
埼玉県環境科学国際センター 梅沢夏実 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第44回大気環境学会年会、平成15年9月26日 |
■ 抄録・要旨 | 浦和及び堂平山において、WMO標準ガスを基準とした大気中のCO2濃度の観測を行い、観測データをデータセレクションして観測所周辺の局地的な汚染の影響を受けていないと思われるデータ("バックグラウンドデータ")を求めた。埼玉県における"バックグラウンドデータ"の年平均値は、浦和では2000年に378.0ppm、堂平山では2001年に375.4ppmまで上昇した。
次に、浦和及び堂平山におけるCO2濃度の日平均値から"バックグラウンドデータ"の日平均値を差し引く補正をして、NOx、SO2及びSPM濃度の日平均値との関係について調べた。浦和においては、観測所に近い堂平山の"バックグラウンドデータ"で補正した場合に相関が最も高くなった。浦和におけるCO2濃度とSO2濃度との関係を1年単位で比較すると、SO2濃度の割合が年々小さくなる傾向があり、燃料中の硫黄分が減少しているためと考えられた。堂平山においては、CO2濃度とNOx濃度との相関が夏季に低くなったが、これは植生によりCO2が吸収され濃度が減少するためと考えられた。 |
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